最高の伴奏者であり
応援団でいてくれること
私たちは、ろう者と聴者が共に、手話によるエンターテイメント活動に取り組む集団である。
舞台では、手話ミュージカル、手話ライブ公演を各地で展開。
メンバーは、NHK「手話ニュース」「LIFE〜宇宙人総理」、ドラマ「ドクターX」、映画「シン・ゴジラ」「総理の夫」、ほか各種CMなどに出演。
アニメ映画「聲の形」、テレビドラマ「オレンジデイズ」「しずかちゃんとパパ」「星降る夜に」など手話指導・コーディネート。
モーニング娘。・AKB48・Hey!Say!JUMP・ももいろクローバーZなど、アイドルの手話パフォーマンス指導等も手掛けている。
ここまで、これら全ての活動を、HPという形で、支えてきてくれたのが、山家君である。
私たちの活動は、少数派言語である「手話」を扱っている。少数派ゆえに、理解されなかったり、誤解されたり、これまで様々な壁もあった。
多くの人に理解を求めながら、それをエンタメとして30年以上に渡り作り上げてきた経緯がある。
自らも手話を学び、手話のあり方もまた共に考えながら、丸ごと活動に寄り添い、HPを展開してきてくれたのが山家誠司くんだ。
HPの専門家であれば、そのテクニックやアイディアを提供し、企業・団体の活動内容に深く関わることなく、イメージだけをページに反映させることもできるだろう。
しかし、手話に触れ、日常会話も自在にこなせるまでになった彼のアイディアは違った。
手話は、目で見る動く言葉。これを活かせるYouTubeの利用も提案してくれ、手話あいらんどTVは、今年チャンネル登録者数1万人を突破。開設以来まもなく440万ヒットとなる。
小さかった私たちの活動は、その特徴を細やかに理解した、私たちらしさを活かしたネットの拠点を得たことで、ここまでに大きくなった。そのアイディアは、すべて山家君である。
HPを立ち上げてくれた山家君は、その後も、効果や私たちとの連動を、細かくチェックし続け、対話を続けて、変化し続けるサイト運営をしてくれている。
私の、感じる彼の取り組みはこうだ。
「対象者の行動の趣旨を呑む」「対話する」「対象者の成長のため、自らの腕と対象者のマッチングポイントはどこかを探り、提案する」そして何より、その「対象者に寄り添い続ける」。
クリエイティブな作業の中、いわゆる「思いつき」は意外にも重要度は高い。が、「寄り添い続ける」ことは、一瞬の思いつきだけでは成し得ない。
彼の継続性こそが、多くの企業などの活動を支えていると、自信を持って言える。
継続性は信頼性であり、愛情であり、大いなる励ましである。
決して激しい気性を人に見せつけるわけでなく、勝ち気で人を圧倒するわけでもない。でも、粘り強い。そばにいて姿を見守り、好調の時ばかりでなく、失敗に凹むときもまたかたわらで、飽くなき挑戦を共に続けてくれる。それが、彼の姿だ。
HPで私たちを支えてくれている、彼の活動は、私たちにとって、最高の伴奏者であり、応援団である。
多くの方に、こうした存在があることをお伝えしたく、また、改めて、山家君にお礼を申し上げたい。
心からの感謝。